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arduino_galileo_install

[Arduino] [Galileo] ドライバとIDE(開発ツール)のインストール

Intel GalileoにACアダプタをつなぐ、USBケーブルをPCとつなぐ、という接続を行った後にPCからボードを操作するプログラム(スケッチと呼びます)を送るまでの説明。

電源とUSBケーブルをつなぐ

電源とUSBをつなぐ順番に注意してください。「電源とUSBの接続順序(超重要)」を先に参照。USBケーブルでPCに接続します。

なお、インストールはWindows 7環境で行いました。

ドライバとIDEのインストール

↓ご本家のインストールガイド

https://communities.intel.com/docs/DOC-22204

↓インストールに必要なファイルなど

https://communities.intel.com/docs/DOC-22226

まずは上記URLより、ドライバとIDEが入っている「Intel Galileo Arduino SW 1.5.3 on Windows」と、Linuxのイメージである「LINUX IMAGE FOR SD for Intel Galileo」をダウンロードしておきます。

「Intel_Galileo_Arduino_SW_1.5.3_on_Windows_v0.7.5.zip」を展開して、「arduino-1.5.3」ディレクトリをスペースを含まないパスのCドライブに配置します。「C:\Program Files」などへインストールするのはNGです。Cドライブ以外に配置して認識するかは未確認。

ここでは「C:\WinApp\arduino-1.5.3」というところに配置しました。

ドライバの認識

USBでGalileoをつないだ直後は、デバイスマネージャーでは「Gadget Serial v2.4」と表示されています。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/review/20140131_633020.html

の記事を参考に、ドライバをインストールします。

デバイスマネージャーは「マイコンピュータ」を右クリックして「プロパティ」を選択。表示されるウィンドウ左上の「デバイスマネージャー」を選択、として表示します。

  • デバイスマネージャーの「ポート(COM と LPT)」内の「Gadget Serial v2.4」を選択して右クリック
  • ポップアップメニューから「ドライバーソフトウェアの更新」を選択
  • 「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」を選択
  • 検索先として「C:\インストールディレクトリ\arduino-1.5.3\hardware\arduino\x86\tools」を選択
  • ドライバのインストールを進める

で、デバイスマネージャーで「Galileo(COM4)」のように表示されればドライバの更新は成功です。COM番号は環境によって変わります。

ポートの確認

デバイスマネージャーウィンドウの「ポート(COM と LPT)」から、Galileoを探します。

デバイスマネージャーは「マイコンピュータ」を右クリックして「プロパティ」を選択。
表示されるウィンドウ左上の「デバイスマネージャー」を選択、として表示します。

ここのCOM4というのが使用しているポート番号です。この番号を覚えておきます。

IDEを起動してとりあえず動作確認

「C:\インストールディレクトリ\arduino-1.5.3\arduino.exe」がIDE(開発環境)の実行ファイルです。これをダブルクリックして起動します。

IDEは、Arduinoで使用する開発環境をGalileo用にチューンしたものとのこと。2014/3/01現在では「Arduino 1.5.3」です。

メインメニューは日本語になっていました。

  • メインメニューの「ツール」-「マイコンボード」で「Intel Galileo」を選択されているのを確認。
  • メインメニューの「ツール」-「シリアルポート」で「COM4」(インストール時にデバイスマネージャーで確認したポート番号です)となっているのを確認。

選択が外れている場合は、選択してあげます。

ArduinoでのプログラムはC言語のような記述を行い、このプログラムを「スケッチ」と呼びます。

スケッチを「マイコンボード(Arduinoのボード、Galileoなど)に書き込む」ことによって、スケッチをボード側に転送することで実行されます。

ボード上のLEDを点灯させる

メインメニューの「ファイル」-「スケッチの例」を選択すると、いろいろなサンプルが確認できます。このうち「Basics」-「Blink」を選択します。以下、コメントを省いて抜き出したものです。

int led = 13;

void setup() {
  pinMode(led, OUTPUT); 
}

void loop() {
  digitalWrite(led, HIGH);
  delay(1000);
  digitalWrite(led, LOW);
  delay(1000);
}

これは13番目のピンを出力先として、その先にLEDが接続されているとします。

loop関数の「digitalWrite(led, HIGH)」で点灯、その後「delay(1000)」で1000ms(1秒)ウエイト、「digitalWrite(led, LOW);」で消灯、その後「delay(1000)」で1000ms(1秒)ウエイト、を繰り返します。

結果として、LEDがついたり消えたりが1秒ごとに繰り返されます。これはボード単体だけでチェックできます。上記がIDEのエディタに入力されているのを確認後、メインメニューの「ファイル」-「マイコンボードに書き込む」を選択。

しばらくすると、「マイコンボードへの書き込みが完了しました。」と表示されます。

失敗した場合は、コードにミスがないか確認。

途中で送信が止まって進まない場合は、ボードが正しく接続されているか確認。一度Galileo側の電源をOff(USBを抜いてからACアダプタを抜く)にしてから再度接続。もしくは、PCを再起動。など試します。

電源/USBの抜き差し順番は注意してください。

以下の箇所のLEDが点滅すれば成功です。

なお、スケッチはずっとループしてますので、点灯を止めたい場合は

int led = 13;

void setup() {
  pinMode(led, OUTPUT); 
}

void loop() {
  digitalWrite(led, LOW);
  delay(1000);
}

のようなスケッチを送ればOKです。


最終更新時間:2014年03月01日 17時53分42秒

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