Flex
Flex
FlexはAdobeにて公開されているswfファイルを生成するためのフリーの開発環境で、Flex SDKとして以下で公開されています。
http://opensource.adobe.com/wiki/display/flexsdk/Download+Flex+3
2009年3月現在は、Flex 3.3です。Flash Player 10の機能が使用できます。
環境設定(Windows環境の場合)
環境変数として「Flexをインストールしたディレクトリ\flex_sdk_3\bin」にPATHを通しておきます。
ビルド例
DOSプロンプトにて(以下を改行せずに入力のこと)
mxmlc -default-size 300 200 -default-frame-rate 20 -default-background-color #ffffff -target-player 10 HelloWorld.as
してコンパイルすると、HelloWorld.swfが出力されます。
「HelloWorld.as」は以下のように記述しています。
package { import flash.display.*; import flash.text.*; public class HelloWorld extends Sprite { /** * コンストラクタ */ public function HelloWorld() { //テキストフィールドの生成 var textField:TextField = new TextField(); textField.text = "はろ〜わーるど!"; addChild(textField); } } }
テキストはUTF-8にて保存するようにします。
ビルド時のオプション
オプション指定 | 内容 |
---|---|
-default-size 300 200 | 描画領域のサイズ(この場合は300 x 200) |
-default-frame-rate 20 | 画面更新の間隔(この場合は20 fps) |
-default-background-color #ffffff | 背景色(この場合は白) |
-target-player 10 | Flash Player 10以降の機能を有効にする。これがないとMatrix3Dなどが使えない |
ローカルのFlash Playerでのログファイルを出力
DOSプロンプト上にて、
%USERPROFILE%\mm.cfg
ファイルを作成し、以下のように記載して保存します。
ErrorReportingEnable=1 TraceOutputFileEnable=1
これで、Windows XPの場合は
%USERPROFILE%\Application Data\Macromedia\Flash Player\Logs\flashlog.txt
Windows Vistaの場合は
%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Macromedia\Flash Player\Logs\flashlog.txt
に、ログとして出力されます。
asファイル内では、
trace("何か文字列");
とすることで、ログを出力することができます。
ローカルで実行するFlash Player 10
「Flexをインストールしたディレクトリ\flex_sdk_3\runtimes\player\10\win」に「FlashPlayer.exe」があります。これを関連付けておくことで、ローカルでもFlash10の機能テストができそうです。
オンラインのリファレンス
Adobe® Flex™ 3 リファレンスガイド
http://livedocs.adobe.com/flex/3_jp/langref/index.html
Flexを使用するTips
Flashで書いたこととかぶるのですが、あたらめて再勉強がてら記載しています。
- 変数の型
- 文字列操作
- 数値演算
- 関数の使用
- クラスの使用と複数ファイル
- 時間を測る
- タイマーイベント
- 文字列の表示(TextField)
- 画像の埋め込みと表示
- 高速な描画領域(BitmapData)
- マウスイベント
- キーボードイベント
- サウンド
- テキストファイルを読み込み
Flex3(Flash 10)以降で使える機能
Adobe Pixel Bender Toolkit
http://www.adobe.com/jp/newsletters/edge/july2008/articles/article3/index.html
にてダウンロードできる、Flex3でシェーダー(pbjの拡張子のバイナリファイル)を記載できるツールです。
ゲーム関連のTips
- マップの作成について
- スクロール
- 当たり判定
- 多関節処理
などを予定。
Future's Laboratory 技術格納庫 2004-2013 Yutaka Yoshisaka.