PhysX
PhysX (2006/09/08 作成〜2006/10/05 更新)
「PhysX」(フィジックス)とは、ageia社の提供している物理演算を行うためのエンジンです。これを操作するために「PhysX SDK」が同社にて提供されています。非営利で個人使用するにあたっては、自由にSDKをダウンロードして実験することができます。
また、物理エンジン部は他社製のPPUを搭載したボードを使用することでハードウェアでアクセラレートすることができます。
このサイトでは、PhysX SDKによるプログラムについての情報を蓄えていく予定にしています。気が向いたら更新することになるため、不定期になることをご了承くださいませ。また、あくまでもこちらで勉強しつつ更新をかけますので、内容の不備についてもご了承を。
2006/10/05での公開されているSDKのバージョン
AGEIA PhysX SDK Ver 2.5.1
2006/10/05での公開されているPhysX起動に必要なシステムソフトウェア
Ver 2.5.1以上(最新版は6.09.28)
PhysXで実装できる物理運動
- 剛体(rigid body)による衝突判定
- 内部パーティクル実装による流体っぽい表現
- 布(Cloth)シミュレーション
- キャラクターコントローラ(形状アニメーション用ライブラリ?)
PhysX SDKを試すまでの流れ
にて、ユーザ登録をまず行う必要があります。開いたページ右上の「Sign in」のリンクをクリックして、「Request for a New account」ボタンを押して登録を行ってください。指定したメールアドレス宛に、登録完了のメールが送られてくれば一安心です。
その後、Sign inよりログインして、SDKをダウンロードします。2006/10/05現在は「PhysX_2.5.1_SystemSoftware.exe」「PhysX_2.5.1_SDK_Core.exe」が最新です。
PhysX_2.5.1_SystemSoftware.exe
PhysX SDKで作成したアプリケーションの実行に必要なランタイムライブラリ群です。必ずインストールする必要があります。新しいバージョンにアップデートする場合は、一度古いバージョンをアンインストールしてから新しいバージョンのものを入れるほうが安全かもしれません。
インストールが成功したら、タスクトレイに常駐します。
ドライバのバージョンの確認、デモプログラムの起動ができます。なお、ハードウェアがない場合はソフトウェアで動きます。
PhysX_2.5.1_SDK_Core.exe
開発キットであるSDKです。開発には、VC++.NET2003以降が必要です(SDKでのサンプルプロジェクトは.NET2003用。.NET2005でもビルドできているのを確認しました)。インストールすると、
インストールディレクトリ\AGEIA Technologies\AGEIA PhysX SDK\v2.5.1
のようなディレクトリにSDKの関連ファイル群が解凍されます。特にアンインストーラはついていませんので、削除する場合はディレクトリを消すだけです。2.5.1では、アンインストーラがつくようになっていました。削除は、スタートメニューの「AGEIA PhysX SDK 2.5.1」のUninstallで行うとよいでしょう。
PhysX SDKをいじる
- プロジェクトの作成 (2006/09/11 更新)
- ひな形のソース (2006/09/11 更新)
- 数学関数 (2006/09/11 更新)
- Shape - 物理空間に配置できる形状 (2006/09/11 更新)
- Actor - 物理空間上のアクター (2006/10/04 更新)
- 物理時間を進める (2006/09/20 更新)
- ユーザデータによるマーキング? (2006/09/xx 更新予定...)
- ハードウェア(PPU)の使用 (2006/09/20 更新)
Future's Laboratory 技術格納庫 2004-2013 Yutaka Yoshisaka.