What_is_XOOPS
XOOPS
XOOPSとは?
XOOPSとは、CMS(Content Management System)と呼ばれるサイトを構築するための「環境」です。「環境」というとかなり抽象的ですが、ユーザ管理・ページデザインなどは標準で用意されており、新たに独自のページを作る場合でもXOOPSのルールに沿って作ると、短期間で手ごろにサイトを構築できる、というのがミソです。また、掲示板やこのサイトにあるような「Wiki」などのコンテンツ管理、カレンダーによるスケジュール管理などは、XOOPSに「モジュール」と呼ばれる追加機能をインストールすることで簡単に拡張可能です。
「改造」と「モジュール追加」によってサイトを作る、といったところでしょうか。XOOPS自身はPHPで作られており、データはMySQLで管理されています。
ただ、個人的には肝心の「コンテンツ管理」はXOOPSは苦手なように感じています。レゴブロック的だなぁというのが感想としてあります。もちろん、これで企業の基幹システムを作る、みたいなことも可能ではあります。ただ、ほとんどがPHPでモジュールを作ることに作業を割かれるので、そうなるとXOOPSを使う意味は薄いんですが・・・・。
XOOPSは以下のサイトが公式サイトです。
もともとは日本発祥のXOOPSだったのですが、海外と足並みがそろわなくなった(2バイトコードの整合性の問題など)、という経緯があったようです。そのためかは分かりませんが、「XOOPS Cube」(2005/11現在は XOOPS 2.0.13 JP)という名称に変わって別路線を歩んでます。
このサイトでは、主に「モジュールを自作する」ことに集約して解説を進めていきます。
XOOPSの構成
XOOPSでは、サイト全体のインターフェースとなる「テーマ」、コンテンツデザインのための「テンプレート」、個々の機能を提供する「モジュール」から構成されます。
テーマは実ディレクトリ上の「xoops/html/themes」内にあり、デフォルトは「default」「phpkaox」「x2t」の3つあります。テーマ自身をカスタマイズできるようにするためには、「default」ディレクトリ自身をコピーしてディレクトリ名を変更します(普通にディレクトリコピーするだけでXOOPSが自動認識してくれます)。
タイトルロゴやフッタ、CSSはこのコピーしたテーマを編集することで行います。初期段階で用意されているテーマ自身は変更できないので注意してください。ただし、テーマ自身の変更は直接HTML/CSS/画像ファイルなどを変更してあげる必要があります。
独自モジュール作成で主に使用するディレクトリ構成としては以下のようになります。
<{$xoops_url}> XOOPSをインストールしたときのHTMLディレクトリ [themes] テーマ(画像およびhtml/cssファイル) [modules] モジュールの格納
他のディレクトリは、改造(XOOPSの世界ではハックと言います)しない限りはあまり触ることはないと思います。
Future's Laboratory 技術格納庫 2004-2013 Yutaka Yoshisaka.