ユーザー定義の複雑な壁を配置_shd
ユーザー定義の複雑な壁を配置
和室を表現するような場合、壁に風通しの窓と障子が上下に並んでたり、木材が横に配置されていたり、とShadeホームデザインで表現しにくいパターンがあります。
そのような場合、壁を丸ごと窓の定義で作成してはめ込むようにしてみます。910mm x 3 = 2730mmの幅の壁部分をまるごとShade上で作成。この場合は、半開きの障子と上に風通しの格子窓をつけてみました。
ブラウザ上では以下の感じ。
「2D」「3D」パートは小物を配置したときと同じです。単位行列のパートに、「2D」パートでは上から見た図、「3D」パートに形状情報を入れます。「Hole」にポリゴンメッシュとして窓全体を囲った直方体を配置します。
以上でshdファイルの作成は終わりです。「和室_半開き障子の壁.shd」として保存します。ついでに85x85pixelのレンダリング画像を「和室_半開き障子の壁_icon.png」として保存、150x150pixelのレンダリング画像を「和室_半開き障子の壁_info.png」として保存します。
XMLファイルの記述
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <windowInformation> <item file3d="和室_半開き障子の壁.shd" rotate="90.0,0.0,0.0" translate="-1865,0,0"> </item> <attachTo>floor</attachTo> <attachOffset unit="milimeter">0</attachOffset> <alignment>core</alignment> <productInformation> <formalName>和室の半開き障子の壁</formalName> <thumbnail>和室_半開き障子の壁_info.png</thumbnail> <manufacturer url=""></manufacturer> <modelNumber>-</modelNumber> <material>-</material> <size>-</size> <remarks>-</remarks> </productInformation> </windowInformation>
translateのX要素は、横幅を2730mmとしているのでこれを2で割ったものにマイナスをつけてます。
<windowInformation>タグで囲って窓としています(表現としては壁まるごと)。
このXMLファイルを「和室_半開き障子の壁.xml」としてUTF-8で保存し、library.xmlにて
<component name="半開き障子の壁" path="和室_半開き障子の壁.xml" thumb="和室_半開き障子の壁_icon.png"></component>
のような追加を行います。
Shade Home Designを起動すると、以下の画像のように「半開き障子の壁」を窓と同じようにドラッグで配置することができるようになりました。
Future's Laboratory 技術格納庫 2004-2013 Yutaka Yoshisaka.