シンボルとは_Flash
シンボルとは
Flashにおいて、1つのグルーピングの単位を「シンボル」と言います。アニメーション(単なる移動や拡大縮小も含む)するには、個々の要素がシンボルに変換されている必要があります。
シンボルには以下の3つの種類があります。
ムービークリップ
アニメーションの可能な画像要素です。このムービークリップ単位でも個別にアニメーション設定することができます。ムービークリップごとに個々のタイムラインを持っているともいえます。また、ActionScript内でムービークリップを自動生成することも可能です。
ボタン
マウスが押された・通過したなどのマウスイベントが発生したときのアクションを定義した「ボタン」です。ボタンの要素としてムービークリップを配置することにより、ボタン自身を常にアニメーションしつつボタンが押されたらアクションを起こす、といったことも可能です。
グラフィック
メインのフレーム動作に同期する点がムービークリップと異なります。この「グラフィック」でもアニメーションを行う要素を作ることができます。
シンボルの一覧を見る
「ライブラリ」ウィンドウにてシンボルの一覧を見ることができます。アニメーションは、タイムライン上でこのシンボルを動かすことによって実現する、とも言えるかもしれません。
既存のシェイプをシンボルに変換する
既存のシェイプ(塗りつぶしなどの要素)をシンボルに変換するには、シンボル化する要素を選択した後に、マウス右クリックで出すポップアップメニューより「シンボルに変換」を選択します。
対象となる要素を選択
ポップアップメニューより「シンボルに変換」を選択
「シンボルに変換」ダイアログ
「シンボルに変換」ダイアログにて、シンボル名称・シンボルの種類(ムービークリップ・ボタン・グラフィック)・基準点の位置を指定します。
基準点は、3 x 3のグラフィックをクリックすることで位置を変更できます。
「詳細」ボタンを押すことにより、ActionScript時の名称などより詳しい設定を行うことが可能です。
以上により、選択されたシェイプがシンボル「球」(グラフィック)に変換されているのがわかります。
ドキュメントウィンドウにて、青枠で囲まれてグルーピングされているのがわかるかと思います。また、「ライブラリ」ウィンドウにシンボルとして「球」が追加されています。
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