!!!Shade to Unity Shadeの3DデータをUnityに持っていってゲームなどで利用する方法などの覚書です。 「Shade自身はあくまでもUnityに渡す3Dデータのリソースを作る道具に過ぎない」という点が把握できれば、役割分担が分かりやすいかと思います。 目的はあくまでもゲームなりのコンテンツを作ること、になります。Unityは、3Dデータや音、画像などのリソースを統合的に集めてさて何をしよう?というのが役目です。 分かる人向けに書くと、AdobeのActionScriptが近いかもしれません。 ここでは、そこで役立ちそうなことを記載していきます。 以前書いた「[[ShadeからUnityに形状を渡す]]」を深く掘り下げたものになります。 !!Shadeとは? 3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)のモデリング〜レンダリングの一通りの流れを行うことができるソフトウェア。国産です。 http://shade.e-frontier.co.jp/ Shadeで作成した3D形状をFBX形式で出力したものをUnityで読み込んで使用します。 「Shade 3D for Unity」というのがMacのAppStoreからダウンロードでき、これは無料で利用できます(Macのみ/英語のみ)。 また、Shade 13以降のFBX ExporterからもUnity用のFBXを出力することができます。 https://itunes.apple.com/jp/app/shade-3d-for-unity/id569369787?mt=12 !!Unityとは? 主に3DCGを使ったゲームなどを作成するためのミドルウェア(フレームワークでもあるかも)。 http://japan.unity3d.com/ スクリプトを記載することで、インタラクティブなコンテンツを作成できます。 ゲームに限らず、がんばれば2Dのアプリケーションも作成可能。 Windows/Mac OS/Linux/Android/iOS/PS3などなど、環境に限らず同じコードで共通したアプリケーションを作成できるのが魅力です。 Unity上での開発は主にC#を使って行いますが、最終的にはビルドして各環境のネイティブな実行ファイルを出力します。 UnityのBasic版は制限が少しありますが、Win/Mac版を無料でダウンロードでき、 Win/Mac/Android/iOS向けのアプリケーションを作成し配布/販売することができます。 !!Shadeでモデリング Shadeでは「ゲームというかリアルタイムを考慮したモデリング」を心がけるようにしましょう。 このあたりのTipsは少ないですので、我流ですができるだけ詳しく書いていきます。 なお、Shade 14.xベースで記載します。 基本部分はShade 13とは変わらないですが、たとえばUV展開のLSCMは Shade 14から追加された機能になります。 このような違いについてはその都度記載するようにします。 全体的な流れとしては、 *ポリゴンメッシュで形状を作る(モデリング) *UVを割り当てる *マテリアルを指定 *テクスチャを描く *FBXで出力 になります。形状ができるまでが作業の半分、微調整やUV割り当て/マテリアルを指定/テクスチャ生成で後半分くらいの分量になるかと思います。 !モデリング *[[気をつけなければいけないこと|take_care_Shade_to_Unity]] *[[モデリングの流れ (ポリゴンメッシュから作成)|flow_modeling_Shade_to_Unity]] *[[モデリングの流れ (自由曲面から作成)|flow_modeling_from_curved_surface_Shade_to_Unity]] !UVを割り当てる *[[UVを割り当てる|setting_uv_Shade_to_Unity]] !テクスチャを描く *[[UV用のテクスチャを出力|setting_uv_output_texture_Shade_to_Unity]] *[[テクスチャを描く|setting_uv_paint_texture_Shade_to_Unity]] !ボーンとスキンの指定 !!ShadeからUnityに形状を渡す *[[FBXとは?|whats_unity_Shade_to_Unity]] *[[ShadeからFBX形式でエクスポート&Unityに読み込み|export_fbx_Shade_to_Unity]] *[[法線マップを使用して凸凹をつけた形状|normal_export_fbx_Shade_to_Unity]] *[[透明度テクスチャを持つ形状|trans_tex_export_fbx_Shade_to_Unity]] !!あると便利なツール Unityだけでなく、Shadeでの表現力アップでも有用です。 !SAI http://www.systemax.jp/ja/sai/ ペンタブレット対応のペイントソフト(有料)。Windows版のみ。レイヤ対応、曲線(スプライン)描画での簡易的なドロー操作など。 3DCGソフトで使う場合はテンプレートを描く/テクスチャを描く、など。 個人的には必需品です。 ![[Genetica Viewer|tool_GeneticaViewer_Shade_to_Unity]] http://www.spiralgraphics.biz/viewer/ フリーのテクスチャ生成ツール。Windows版のみ。 岩や壁、天井、レンガ、土、タイルなどのテクスチャを自動生成することができます。 バンプのための高さマップの出力にも対応。 ![[Bitmap2Material|tool_Bitmap2Material_Shade_to_Unity]] Unity Asset Storeから購入できるツール(有料)。Windows/Macどちらでも動作。 http://www.allegorithmic.com/products/b2m/overview 連続性のない写真(テクスチャ)を、上下左右でシームレスにつながるように加工することができます。 また、1枚の写真から法線マップも自動的に生成してくれます。 ---- {{lastmodified}}