!!!RPM Linux上にてパッケージ(rpm形式)のインストール・アンインストールを行うときに使用します。必ずroot権限にて実行するようにしてください。 「パッケージ」とは、ソフトウェアが1つのファイルにまとまった固まり、と考えてもらえると いいかと思います。 :rpm -iv xxx.rpm:パッケージを新規インストールします。 :rpm -q xxxx:パッケージxxxxがインストールされているか存在を確認します。 :rpm -aq | grep xxxx:とりあえず、フルパッケージ名が分からない場合に引っかけてgrepで探します。「-a」オプションは「すべて列挙」の意味となります。 :rpm -e xxxx:パッケージxxxxを削除(アンインストール)します。 :rpm -Uvh xxxx:パッケージxxxxをアップデートします。 なお、UNIXの場合はファイル(ライブラリ・パッケージ)同士の依存関係があります。 例えば、libpng.soファイルがないとインストールできない・バージョンが古い、などと言った依存状況も rpmでパッケージをインストールするときに出てくることがあります。 インストール順もありますので、またパッケージ(ライブラリ)同士の相性にてOSが不安定になることもなきにしもあらずですので、パッケージを入れる場合は十分な注意を払ってください。 !!rpmパッケージが壊れた場合の修復 希に、rpm命令が実行できずに途中で止まってしまうことがあります。 たいていは、関連ファイルが壊れています。 この場合の修復は以下のように行います。root権限で行うようにしてください。 cd /var/lib cp -a rpm rpm.bak cd rpm rm __db.* rpm --rebuilddb まず、rpmの関連ファイルがあるディレクトリに移動します(「which rpm」などで調べてみてください)。「/var/lib」がrpmファイルのあるディレクトリとすると、「cd /var/lib」で移動です。 「cp -a rpm rpm.bak」にて、rpmディレクトリの内容をすべてrpm.bakというディレクトリにコピーします。これは、万が一復旧不可能になる場合に備えての対処です。 rpmの情報は、rpm独自のデータベースに蓄えられていますのでその関連ファイル(''__db.001/__db.0002/__db.003'')を「''rm __db.*''」にて削除します。 最後に「rpm --rebuilddb」にて、rpmのデータベース自身を再度構築します。マシンスペックにもよりますが、再構築までに数分以上かかります。 以上で、rpmの修復は完了です。